ジュゴンビデオ集
*  NEWS ZERO  川原亜矢子さん   「幻のジュゴンを求めて・・・!」  日本テレビ  2007年5月31日放映
    沖縄のジュゴンを初めて水中で至近距離で撮影した貴重な映像です。
*  QAB琉球朝日放送ニュース 大浦湾入口で親子のジュゴンの撮影に成功  2007年6月21日放映
  基地建設のための調査が行われている名護市大浦湾の入り口で仲良く泳ぐジュゴンの親子の姿をQABのカメラがとらえました。21日午前7時半ごろ大浦湾の入り口で親子と見られる2頭のジュゴンが戯れながら泳いでいる姿が1時間以上にわたって見られました。
  ジュゴンが親子で泳ぐ姿は金武湾の沖や天仁屋沖で確認されていますが辺野古崎の近くで見つかったのは初めてです。2000年以降は単体のジュゴンの目撃例しかないためますます絶滅の危機が高まっていると危惧されていました。
  親子がいた場所は現在基地建設のための国が設置した調査機器の真上で改めて国の天然記念物ジュゴンに与える影響が心配されています。
 
* QAB琉球朝日放送Qリポート  ジュゴンの繁殖行動   2007年7月10日放映
  名護市東海岸。ここには自然の海岸線がまだ残っていて、ジュゴンの餌の海草が群生しています。キャンプ・シュワブはその一角にあり、今、この海では基地建設の調査が進んでいます。本格的な工事に入れば、もうジュゴンの姿は永遠に消えてしまうかもしれない。そんな危惧を胸に、今のうちにその貴重な姿を多くの人にみてもらおうと、特別の撮影プロジェクトが結成されました。
  ベテランダイバー・棚原さん、ジュゴンの保護区を目指す東恩納琢磨さん。地元で何度もジュゴンを見ている久志実さんと翁長丈さん。そしてQABの撮影チームです。
   
上空ではQABのカメラマンがジュゴンの発見に当たります。2隻の船は所定の場所で待機。緊張が高まります。

無線   「現在、ジュゴンの親子2頭を大浦湾の入り口で発見しています。二頭です!」
三上記者   「すごい!ジュゴンが二頭いたって!」
嶺井カメラマン  「キャンプシュワブ沖に、親子でしょうか。二頭のジュゴンがゆっくりと泳いでいるのが確認できます」
東恩納さん   「いるって!2頭って!親子って!。2頭って言ってましたよね!」
無線   「親子連れなので、追跡は不可能だと思います」
三上記者   「ここで待ってていいですか」

初日は水中撮影はあきらめましたが、みんな大喜びです。
三上記者   「親子が生きててよかったね!」
ところが。空からの映像をよく分析してみると2頭のジュゴンはどうやらカップルで、交尾行動らしい動きをしています。大きい方が雄とみられ、胸鰭でメスを抱えるようにしています。メスはおなかを上にして向き合っています。また、求愛行動と見られる動きを繰り返していて、二頭は観察していた1時間半の間、ほとんどくっついた状態。ひょっとして、この海域で、赤ちゃんの誕生が見られるのでしょうか?
美ら海水族館では、ジュゴンと同じ海牛目のマナティーの繁殖に日本で始めて成功しています。また、短期間ですが、ジュゴンの飼育経験もある専門家にみていただきました。

内田館長  「大きめのほうがオスで、小さいほうがメスだろうなという感じはする。ぱっと腹合わせになっているところは、やっぱり交尾行動だと思います」
三上記者  「こういう野生のジュゴンの交尾が撮影されたことは?」
内田館長  「ないはずです。私の知る限り、出産もないはずです。世界的にも。絶滅寸前で、性成熟した大きな雌雄がいなくなってしまい、繁殖して新生児が生まれる可能性がないと。私なんかそう思っていました。こういう交尾行動らしきものが確認できたっていうことは、すごく意味がある」

初日から大きな収穫があり、活気付くメンバー。
2日目は、警戒心がそれほど強くない、1頭で行動するジュゴンを探します。

三上記者  「ジュゴン撮影二日目!梅雨も明けてお天気は快晴。波も穏やかです。今日こそ水の中でジュゴンを撮影したいと思います」  
ヘリコプターも現場海域に到着。早速!発見です!
無線   「30メートル先にいます!」
三上記者    「あーいたいたいた!見えた!」
長田勇・水中カメラマン   「ここからもぐりましょうか!。いたいた」
三上記者   「2時の方向!もぐってください!亀と遊んでいます」
なんと!ジュゴンは海がめと遊んでいました。
単体で過ごすジュゴンにとって、貴重な友達のようです。
そして・・待機していた船に、ジュゴンが自ら向かってきました!
撮影のチャンスです!
画面左側。ゆったりと水中を行くジュゴンの姿が見えてきました。
大きさはおよそ3メートル弱。
大人のジュゴンです。寿命70歳。
2年間も授乳をしながら大事に育てるなど、人間によく似たライフサイクルのジュゴン。
その幻の姿をついに、水中で捉えました!  
ベテランダイバー・棚原さんはおよそ10メートルまで接近するチャンスに恵まれました!
三上記者   「すごいね!撮れたんですか!どのくらいの大きさ?」
棚原さん   「このくらい!」
東恩納さん   「10メートルくらい!俺の横を通り過ぎていった」

日本で最後のジュゴンのいる海。
人間が自ら手放しつつある豊かな海が、まだここにありました。
ジュゴンに出会ったメンバーはこの海を誇りたい気持ちと、だからこそ守るんだという決心を新たにしていました。

久志さん  「とにかくみんなにみてほしい。この美しい海に、絶滅の危機のあるジュゴンが棲んでいるということ、みんなに感じてほしい」