安倍晋三首相及び久間章生防衛相は、自国の国民の選択と当事者である沖縄県民の意思を踏みにじり、既に破綻した米国の世界戦略に基づく一方的な従属的約束を果たそうとして、圧倒的な沖縄県民の多数が反対する米海兵隊普天間飛行場の名護市辺野古沿岸への移設に向けて、あらゆる手段を講じようと動き出しました。
那覇防衛施設局は、環境アセスの前に現況調査を行うことによって、大規模な環境破壊を故意に引き起こし、評価不能な状況を作り出そうとしています。自らの国の環境影響評価法の精神や手続きを無視して、アセスの前に行おうとする現況調査は、どのように言いつくろうと、あらゆる面から非難されて当然です。
辺野古沖への移設案いわゆるリーフ案は、沖縄の基地負担の軽減というまやかしを見抜かれ、海底に穴をあける現地技術調査は、住民と全国の支援者の抵抗により頓挫しました。その根強い抵抗に窮した、那覇防衛施設局は、次の沿岸案のためにあろうことか、調査実施にあたって軍隊に支援を要請しました。そして安倍晋三内閣は歓んでその要請を受け入れ、海上自衛隊の軍艦を現地に派遣しました。
過去、沖縄戦で行われた自国の軍隊による住民への重圧、殺戮の歴史を反省することもなく、沖縄の本土復帰35年目にして、今だ基地被害に苦しむ沖縄県民に対するこのような恥知らずの行為は決して許されるものではありません。
かつて沖縄戦では米軍による砲爆撃、鉄の暴雨が沖縄島を襲い、県民の4人にひとりが犠牲になりました。
今日、金の暴雨が沖縄県を襲い、県民の魂と誇りを滅ぼし、日本の軍隊が再び、県民の前に立ちはだかろうとしています。
沖縄と本土を結び、沖縄の風土と暮らしを守る活動をする私たちには、このような犯罪的とも言える現況調査を許すことはできません。
沖縄の未来と歴史の名において、現況調査と自衛艦の派遣に強く抗議し、調査の即時中止と、ジュゴンの海への基地建設計画の白紙撤回を強く要望します。
北限のジュゴンを見守る会 鈴木雅子